2016-07-28
東京日本橋で「山車祭り写真展」「からくり人形展示実演」「講演会」開催









6月20日(月)から7月4日(月)の間、企画:中日新聞、主催:東海東京証券(株)により「山車祭りとからくり人形写真展」が東海東京証券フィナンシャルギャラリー・日本橋で開催されました。6月26日(日)にはからくり人形の大ファンでテレビなどでおなじみの山田五郎さんと玉屋さんの講演会やからくり人形実演も開催されました。今回は、写真展に作品を提供された当会会員のデン真さんに会場のレポートをしていただきました。
(デン真さんのレポート)「東京駅八重洲口から歩いて5分ほど、日本橋高島屋がすぐ近くに東海東京証券フィナンシャルギャラリーはある。今回、6月20日から7月1日まで12日間にわたり、山車まつりからくり人形写真展が開催されました。会場内には私の写真とともに九代玉屋さんの弓曳き童子、文字書き人形などのからくり人形が飾られ、会場内は山車まつりとからくり人形の世界が展開されました。私の写真は愛知県を中心に東海北陸の昇龍道と呼ばれるエリアの山車まつりとからくり人形の写真を展示いたしました。今回の作品撮影の中でじつに面白かったのは愛知から岐阜、富山へと連なる昇龍道のメインルートには素晴らしい絢爛な山車とからくり人形の文化が連なっていることです。からくり人形と山車まつりの宝庫、愛知は言うまでもなく、高山、飛騨古川、城端、高岡とつながるルートは日本でも傑出した祭観光ルートの可能性をも感じさせる魅力があふれています。会場に訪れた人は初めて見るからくり人形と山車まつりに興味津々の様子で、会場内で放映した40分に及ぶスライドショーを最後まで見て行かれる人もいたほどです。
26日の日曜日にはテレビで活躍されている山田五郎氏と玉屋さんのトークと人形実演も行われました。とくに弓曳き童子と文字書き人形の妙技にはお客様も感嘆の声を上げられ大盛り上がり、さらに五郎さんの時計を切り口にしたからくり人形のお話はとても新鮮で、世界のからくりから日本のからくり、さらに日本の時計づくりへと繋がる歴史は日本のものづくりの壮大な物語を感じさせる素晴らしい時間となりました。
最終日まで、連日多くのお客様にお越しいただき、からくり人形と山車まつり文化を東京の方に多く知っていただけたことはとても有意義だったと思います。また、東京さらには世界でこれ以上の写真展を目指して、精進を重ねていきたいと思います。最後に、この企画にお力添えいただいた東海東京証券の皆様、山田五郎様、九代玉屋庄兵衛様、中日新聞社ならびに関係者の皆様、本当にありがとうございました。」(以下の写真は、展示されたデン真さんの作品の一部です。)





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2016-07-26
会員の中川進さん、「聴美会展」に出品。


当会会員でからくり人形作家の中川進さんが、第45回聴美会展に高山祭、西枇杷島祭りの写真を出品されています。中川さんには今回の総会・懇親会の席上、猿三番叟のからくり人形やからくり仕掛けの山車などをご披露いただきました。名古屋栄の名古屋市民jギャラリーで開催中ですので、是非、お出かけください。
タイトル 第45回 聴美会展
作品ジャンル 日本画、洋画、彫刻、工芸、写真
会期 平成28年7月26日(火)~7月31日(日)
午前9時30分~午後6時(最終日は午後5時)
会場 名古屋市民ギャラリー
(名古屋・栄 中区役所・朝日生命共同ビル 7階1室)
主催 中部聴力障害者美術同好会
後援 朝日新聞名古屋厚生文化事業団、NHK厚生文化事業団
愛知県、名古屋市
2016-07-24
スペイン、サンセバスチャンで「からくり公演」(「世界人形劇フェスティバル」より招聘)










5月27日(金)から6月7日(火)まで、スペイン、バスク地方の中心地サンセバスチャンとトローサで行われましたUNIMA(国際人形劇連盟)が主催する「世界人形劇フェスティバル2016 in サン•セバスティアン」に、NPOミネルバ名古屋(代表千田靖子氏)の要請に応えて参加して海外からくり公演を行いました。
からくり人形公演団は、座長の九代玉屋庄衛、千田靖子、高科正義、高科樹(玉屋さんの長男)、猪飼伸之助、溝口正成、織田正太、末松良一(敬称略)の8名で構成し、サンセバスティアン市内の4会場で合計8回の公演を行いました。
公演では、座敷からくりの「茶運び人形」、「文字書き人形」、「逆立ち唐子」の実演に引き続き、山車からくりの妙技の真髄をあつめた「からす天狗」を披露しました。茶運び人形のお客さん役に地元の子供も参加して貰い、草の根国際交流を実践した形でした。からくり人形を始めてみる方々は興味津々で、からくり人形の演技ごとに、観客から大きな拍手を浴びました。観客の熱いまなざしと大きな拍手がわれわれの疲れを吹き飛ばしてくれた。各公演後は、多くの人達がからくり人形の近くに集まり、間近で人形を動かして、からくり人形の仕組みを見てもらいました。
スペイン北部バスク地方最大の都市であるサンセバスティアンは、美しい円弧を描く2つの砂浜(大西洋岸)を造った大きな川、3つの大橋、4つの大聖堂教会があり、清潔で過ごし易い街だった。伝統と新技術の調和がうまく図られていることを感じた旅でした。
2016-07-24
2016-07-24
2016-07-18
2016-07-16
会員の老川さん二人展「鳥羽美花の世界」を開催
、

当会会員の老川良一さんが8月23日(火)から28日(日)まで、ノリタケの森ギャラリー〔第一展示室〕において、染色画家鳥羽美花さんと製作の携わる職人の技を紹介する写真展を開催されます。
鳥羽美花さんは2014年京都最古の禅寺建仁寺小書院に「凪」「船出」と題した十六面(ふすま八枚)を奉納し、今後20年にわたり、日本独自の伝統技法である型染で、「水」をテーマに禅の心を染め上げた作品を奉納される。
写真展では、鳥羽さんの作品だけでなく、作品制作の各作業における職人の技が紹介される。
ノリタケの森ギャラリー 第一展示室
〒451-8501 名古屋市西区則武新町3-1-36
☎052-562-9811
2016年8月23日(火)~28日(日):入場無料
午前10:00~18:00(最終日 17:00)


当会会員の老川良一さんが8月23日(火)から28日(日)まで、ノリタケの森ギャラリー〔第一展示室〕において、染色画家鳥羽美花さんと製作の携わる職人の技を紹介する写真展を開催されます。
鳥羽美花さんは2014年京都最古の禅寺建仁寺小書院に「凪」「船出」と題した十六面(ふすま八枚)を奉納し、今後20年にわたり、日本独自の伝統技法である型染で、「水」をテーマに禅の心を染め上げた作品を奉納される。
写真展では、鳥羽さんの作品だけでなく、作品制作の各作業における職人の技が紹介される。
ノリタケの森ギャラリー 第一展示室
〒451-8501 名古屋市西区則武新町3-1-36
☎052-562-9811
2016年8月23日(火)~28日(日):入場無料
午前10:00~18:00(最終日 17:00)
2016-07-16
28年度総会・講演会・懇親会が開催されました。
6月29日(水)平成28年度の総会・講演会・懇親会が名古屋市栄の中日パレスで開催されました。午後5時20分より総会がコスモスの間で開催され、末松会長の議長の下、溝口理事の司会で進行。議案はすべて原案通り承認されました。長年にわたりからくり人形、山車祭りの継承発展に貢献された至学館大学伊達コミュニケーション研究所所長で犬山祭保存会会長の石田芳弘様を名誉顧問に、また長く犬山において「九代玉屋庄兵衛 友の会」の活動に携わられた原愛知県議会議員を顧問にご就任いただきご挨拶も頂きました。総会のみご参加の山田犬山市長のご挨拶もいただきました。



18時より講演会。「からくり師大野弁吉の世界」と題し、石川県金沢港大野からくり記念館前館長の寺西一栄様の講演がありました。末松会長のご紹介の後、北陸の謎のからくり師・大野弁吉について、一歳年上のからくりからくり儀衛門こと田中久重との比較、それぞれの特徴、同一点と違いなどを詳しく講演いただきました。





19時より懇親会。高梨名誉会長・末松会長主催者挨拶、玉屋さんの近況報告の後、名古屋市住宅都市局黒田様より来賓のご挨拶を頂きました。2027年のリニア新幹線開通に伴う駅周辺開発と地域性、歴史など文化席側面を踏まえた総合的見地から「からくり、ものづくり」の視点が欠かせない、という素晴らしいご挨拶をいただきました。引き続き石田新名誉顧問より就任のご挨拶。名誉が着くと“あがり”と言うニュアンスがあるが、と言う前置きの後、いろいろと夢を語っていただきました。
乾杯のご挨拶は、半田山車祭り保存会会長榊原様ご発声で祝宴のスタート。



歓談タイムの後、スペイン、サンセバスチャン、トローサで行われた「世界人形劇フェスティバル」の報告が、会員の千田靖子さま、末松会長から成されました。EU文化首都プロジェクトの一環として世界人形フェスでのからくり人形・ものづくり文化の海外発信について動画、写真を交えて報告がありました。
次に、中経連の原田様より「伊勢志摩サミットと玉屋さんの活躍」の報告があり、セントレア、名古屋駅、伊勢志摩メイン会場での玉屋さんの活躍、伊勢志摩メイン会場に缶詰状態での横井理事の奮闘、各種展示、英語版印刷物の配布などが報告されました。左側写真はセントレアなどに掲出されたポスター例の会場展示。
初代玉屋庄兵衛が名古屋玉屋町に移り住むきっかけを作った尾張藩八代藩主徳川宗春の偉業を子供たちにも分かりやすくPRするために宗春マンガ本がこの度出版され、会員の舟橋幸江さんからご紹介があり、お持ちいただいた本は大好評で完売でした。



恒例の、山車組保存会の皆様のご紹介の後、からくり人形紹介コーナーでは当会会員の中川進さんより14歳の時に作ったからくり付き山車模型の引き回し、猿三番叟人形のデモンストレーションなどお嬢さんの通訳の力を借りての熱演で、大変な盛り上がりを見せました。
20時30分、恒例になってきました中締めは横井理事の枇杷島祭問屋町梶方衆に伝わる三本締めでお開きとなりました。
例年にも増して、内容と参加者のリッチな会となりました。
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