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2022-07-18

3年ぶり京都祇園祭巡行 蟷螂山も大人気

 京都祇園祭が3年ぶりに開催され、多くの観光客を集めました。玉屋さんチームも、例年通り蟷螂山の人形を動かしました。今年は九代目の長男樹さんが操作、大役を果たしました。
 数多くの「山」や「鉾」が活躍する祇園祭で唯一からくり人形(カマキリですが)、が搭載されているのが蟷螂山で、今年の活躍はNHK全国ニュースでも取り上げられていました。

 以前、筆者も参加した際にミニチュアの山鉾を売るお土産屋さんに売れ筋を聞いたところ、一位は「くじとらず」の長刀鉾、二位は蟷螂山とのことでした。やはり、からくりはどこでも人気があります。

 中日新聞にも記事が大きく掲載されましたので、ご覧ください。

2022年祇園祭中日新聞記事


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2022-07-08

テレビ塔での全国大会でからくり人形をご披露

 5月26日(木)、全国のタワー関係者の全国組織である全日本タワー協議会総会が名古屋テレビ塔で行われました。当会の会員でもある大澤名古屋テレビ塔(株)社長の発案で、全国から集まった皆さんにものづくり愛知の原点であるからくり人形を見ていただくということになり、末松会長のミニ講演と玉屋さんの実演・説明が行われました。
 コロナ禍で中断し、3年ぶり開催となった総会とのことでしたが、「茶運び人形」や「弓曳童子」など珍しいからくり人形の妙技に見とれていらっしゃいました。

中部電力MIRAI TOWER 大澤社長のご挨拶
中部電力MIRAI TOWER 大澤社長のご挨拶

末松会長の講演
末松会長の講演

玉屋さんのからくり人形の実演・解説
玉屋さんのからくり人形の実演・解説

2022-07-05

3年ぶりに総会・講演会・懇親会が開催されました。

 6月21日(火)、コロナ禍で中断を余儀なくされていた名古屋錦の東京第一ホテル錦において3年ぶりとなる令和4年度総会・講演会・懇親会が開かれました。
コロナ禍が下火になったとは言え未だ感染が懸念される中なので、万全のコロナ対策を施し、ようやく開催することができました。久々の再会で会員の皆さんは大いに話に花が咲いたようです。

 総会は、16時30分より3階「レジエロ」で、司会は溝口理事、議長は末松会長、令和3年度活動報告は織田理事、令和4年度活動計画は村瀬理事により説明されました。審議に入る前に昨年6月お亡くなりになりました高梨生馬名誉会長を偲んで黙祷がささげられました。議案につきましては、全て、原案通りで可決されました。

総会

 講演会は、17時10分から2階「プリランテ」で行われました。定員120名のところコロナ対策で60名とし、結果57名の方が参加されました。講師は、同志社大学文学部教授でからくり人形研究の権威でいらっしゃる山田和人先生で、何と一昨年よりお願いしてきましたが7度目の正直、で実現しました。

山田和人先生

 演題は「竹田からくりと亀崎潮干祭「傀儡師」「布ざらし」「綾渡り」」。日本のからくり人形の定義、竹田からくりの概要から絵画資料を用いての内容再現、名古屋との関連について語られました。次に半田亀崎潮干祭について、自らが祭に参加している袢纏姿の写真を含め、紹介。田中組の傀儡師は絵画資料と同志社大で撮影した動画と比較して詳しく説明されました。祭りで歌われる歌詞も絵画資料と同一でその文化的価値の重要性が語られました。
「布ざらし」についても、絵画資料と動画との比較がなされ、その同一性が示されました。
 60分という時間では語りつくせないほど豊富で濃い内容のお話で、もっとお話をお聞きしたいという声が多く聞かれました。

講演会 講演会

 懇親会は、18時20分から講演会と同じ会場で行われました。末松会長の挨拶、玉屋さんの近況報告に引き続き、来賓を代表して名古屋観光コンベンションビューロー理事長 杉﨑正美様、乾杯のご発声は立川流六代目棟梁 立川芳郎尚冨様で、懇親会が開始されました。お酌禁止、マスク会食ルールなどのコロナ対策にもめげず、会場内では交流の輪が広がりました。中締めは懇親会名物の横井理事による枇杷島祭り流三本締めで、予定時間を大きくオーバーしてお開きとなりました。

末松会長、挨拶
末松会長、挨拶

玉屋さん近況報告
玉屋さん近況報告

杉崎理事長来賓祝辞 
杉崎理事長来賓祝辞

立川芳郎尚冨棟梁乾杯のご発声
立川芳郎尚冨棟梁乾杯のご発声

横井理事 三本締め
横井理事 三本締め


2022-07-05

からくり人形の魅力をデジタルエンタテインメントの技法で情報発信

 2021年4月開校の名古屋国際工科専門職大学佐藤久美教授(当会会員)、田中厚美講師のお力で、最先端のデジタル映像技術を使って、からくり人形、からくり山車祭りの素晴らしさを全国に、世界に情報発信をしようというプロジェクトがこの春スタートしました。
 名古屋国際工科専門職大学は、「AI・IoT・ロボット」「ゲーム・CG」分野の専門職大学で、世界のICT・デジタルコンテンツ産業と連携し、国際的に活躍できる産業界のリーダーを育てる、という目標を掲げる名古屋駅前に誕生した大学です。
 5月25日(水)、名駅4丁目スパイラルタワーズの大ホールに140名の学生が集まり、織田理事、村瀬理事がパワーポイントで映像、画像を利用し、座敷からくり人形、山車からくり人形、からくり山車祭りについての解説を行いました。メンイイベントとして玉屋さんにより「茶運び人形」「弓曳童子」等の座敷からくり人形の実演が行われました。学生さんたちはからくり人形、からくり山車祭りのことを見聞きするのはほぼ初めてで、興味津々、活発な質疑がおこなわれました。

からくり人形の魅力をデジタルエンタテインメントの技法で情報発信

 これに先立ち、5月18日(水)には犬山市の「どんでん館」と「IMASENN犬山からくりミュージアム」をゼミ生13名(デジタルエンタテインメント学科)が訪れ、溝口理事の解説、実演があり、その後、会議室で質疑応答が行われました。

からくり人形の魅力をデジタルエンタテインメントの技法で情報発信 からくり人形の魅力をデジタルエンタテインメントの技法で情報発信

 また6月15日(水)には、大学からほど近い笹島小中学校にある名駅山車揃え山車蔵のゼミ生13名による見学が行われました。二福神車の永田さん(当会会員)の解説と、山車の内部へ上がらせてもらった学生への熱のこもった説明が行われ、その後、隣接する教室で名駅山車揃えの歴史や現状のお話がありました。

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