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2024-02-08

令和六年 新春からくり夜学塾 開催

 1月30日(火)、名古屋栄の東京第一ホテル錦プリランテの間で令和六年「新春からくり夜学塾」が開催されました。久々の夕刻のパーティーということもあり、多くの方々が参加されました。
 第1部は、江戸の文化を味わう、ということで当会顧問の南山大学名誉教授で東海学園大学教授の安田文吉先生の「宗春と常磐津」と題する講演がありました。
享保十八年(1733)年「名古屋心中」が宮古路豊後掾により『睦月連理の玉椿』と題して書かれ、翌享保十九年(1734)名古屋城下黄金薬師で初演され大評判をとり、其の後江戸に出て、大評判をなる。その後、豊後節から常磐津など生まれた事が語られました。
 それを受け、常磐津綱連の御三方による「京人形」が上演されました。これは、元は歌舞伎で、万延元年(1780)江戸市村座初演の歌舞伎。江戸の名工、左甚五郎が見初めた廓の太夫の人形を作り、人形相手に酒を飲む場面を、常磐津の演奏に合わせ、人形が踊り出すお話。人形振りを交え演じられました。甚五郎の工房に見立てた舞台には、現代の名工、玉屋庄兵衛の人形3体が飾られ雰囲気を盛り上げました。
常磐津綱連は一丁二枚(三味線一人、語り二人)。語りの二人は途中から芝居・踊りをこなす、という日本で唯一の常磐津ユニットです。
 公演後のフォトセッションでは次々と参加者がステージにあがり記念撮影が続きました。
 因みに、1733年は初代庄兵衛さん作の鶴からくりで有名な伝馬町林和靖車が登場した年。翌1734年は初代が玉屋町に居を構えた年。玉屋家と常磐津は深い縁でむすばれていたんですね。宗春さんの経済文化振興策の御かげと言えます。
 第2部は、会長・玉屋さんの挨拶に引き続き、愛知県観光協会専務理事榊原仁様からご来賓を代表してのご言葉をいただき、玉屋さんとは伝統を守る職人つながりで、120年の伝統を誇る瓦屋さん坪井利三郎商店の坪井進悟様のご発声で乾杯。
 宴会の中では、名古屋国際工科専門職大学工学部情報工学科ロボット開発コースの学生さんから「からくり人形を学ぶデジタル教材の提案」という研究発表がなされ、Z世代のからくり人形へのアイディアが示されました。
 つぎに、昨秋『からくり人形のすべて』を出された千田靖子さんから、この出版への想いが語られ、ご本も会場で販売されました。売上金は全額、九代玉屋庄兵衛後援会に寄贈されました。さらに、からくり人形を描き続けている画家の牧内則雄から、5月  3日4日、名古屋城本丸御殿孔雀の間で開催される「牧内則雄の描く尾張のからくり人形展」のご紹介がありました。
 会は、大幅に終宴時間が伸びるほどの大変な盛り上りで、会員相互の交流が図られました。会員からは、歓談の時間はもっと欲しいとの要望があがる程でした。

講師 安田文吉教授 「宗春と常磐津」
講師 安田文吉教授 「宗春と常磐津」

常磐津綱連 「京人形」
常磐津綱連 「京人形」
常磐津綱鵬(左)常磐津綱実(中)常磐津綱千華(右)

常磐津綱連 「京人形」

常磐津綱連 「京人形」

常磐津綱連 「京人形」

常磐津綱連 「京人形」

主催者挨拶 大澤和宏 会長
主催者挨拶
大澤和宏 会長

九代玉屋庄兵衛 さん
九代玉屋庄兵衛 さん

来賓ご挨拶 榊原仁 一般社団法人愛知県観光協会 専務理事 様
来賓ご挨拶
榊原仁 一般社団法人愛知県観光協会 専務理事 様

乾杯のご発声 坪井進悟 株式会社坪井利三郎商店代表取締役会長 様
乾杯のご発声
坪井進悟 株式会社坪井利三郎商店代表取締役会長 様

名古屋国際工科専門職大学 学生によるプレゼンテーション
名古屋国際工科専門職大学
学生によるプレゼンテーション

千田靖子さん『からくり人形のすべて』解説
千田靖子さん『からくり人形のすべて』解説

牧内則雄さんより個展のご案内
牧内則雄さんより個展のご案内

閉会挨拶 村瀬 理事
閉会挨拶 村瀬 理事

千田靖子さんよりの売上金のご寄附
千田靖子さんよりの売上金のご寄附




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